・目次
1月は新興国通貨が下落しやすい?
2月~3月は目立った傾向・アノマリーは無し
4月はポンド高になりやすい
5月は目立った傾向・アノマリーは少ないが・・・
6月は、少しだけドル安の傾向あり?
7月は目立った傾向はなし
8月は日本円が買われやすい
9月はNZドル/スイスフラン高のアノマリー?
10月は豪ドル高になりやすい
11月~12月は円安になりやすい
12月はNZドル高になりやすい
スイングトレードやグルトレに活用しよう!
・当データはあくまで過去のデータから算出したものであり、これからの相場を言い当てるものではありません。
・最終的な判断は自分で行ってください。投資は自己責任です。
目次
為替(FX)の月足の傾向とは?
こんにちは、川崎ドルえもんです!
為替やFXには、その月日によって特定の通貨が買われやすかったり、売られやすいアノマリーというのがあります
そんな、「傾向・アノマリー知りたい方」にお勧めなのが、私の発信している為替天気予報です
為替天気予報とは、為替の過去の相場からデータを取って時間的な傾向を調べたものになります
例えば、今回紹介する月足の陽線・陰線回数を数えたものを見てみると、NZドル/円の12月は過去20年間で16回陽線が付いており、約80%の確率で陽線が付いていたことが分かっています
このことから、12月のNZドル/円は陽線が付きやすい傾向・アノマリーがあることが分かります
このように、過去の相場を調べれば、その時々でトレンドが起こりそうな傾向・アノマリーがある通貨ペアが分かるようになるかとおもいます
今回は、そんな過去の月足から、1年を通してどういった傾向・アノマリーがあったのかを紹介していこうと思います!
あくまで過去の傾向・アノマリー情報ですが、FXトレードの参考にしていただけたらと思います
⇩週足の傾向・アノマリーについてはこちら⇩
【週足為替天気予報】
⇩日足の傾向についてはこちら⇩
【日足為替天気予報】
月足の為替天気予報
さっそく、月足の傾向・アノマリーを紹介していきましょう!
下の表は、全31通貨ペアの月足の陽線と陰線の回数を1月から12月まで数えたものです
基本的に、過去20年間中14回以上の偏りが出ているところに色を付けていますが、これだど少し見づらいですよね
そこで、各月の傾向・アノマリーを解説していきましょう!
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1月は新興国通貨が下落しやすい?
下の過去データを見てみると、1月は南アフリカランド/円やトルコリラ/円が下落しやすい傾向・アノマリーがあるようです
陰線の回数を数えてみると、1月の南アフリカランド/円は過去20年間中、14回陰線が付いていてます
また、トルコリラ/円は過去14年間中、10回陰線が付いていました
2月~3月は目立った傾向・アノマリーは無し
いっぽう2月~3月は、あまり目立った傾向アノマリーは出ていないようです
2月は、ポンド/スイスフランの陰線回数が14回、豪ドル/ドルの陽線回数が14回、ユーロ/スイスフランは陰線回数が15回、
3月は、ポンド/円の陽線回数が14回、メキシコペソ/円は10回、の回数が付いていますが、どれも特定の通貨が買われたり売られたりする回数が多いわけではなく、傾向は出ていません
4月はポンド高になりやすい
次に、4月の傾向・アノマリーを紹介していきましょう!
偏った傾向・アノマリーがある通貨ペアを探してみると、4月はポンド/円の陽線回数が過去20年間中15回、ポンド/ドルは17回、ポンド/スイスフランは15と陽線の回数が多くなっています
特に、ポンド/ドルは過去20年間中17回と85%の確率で陽線が付いていたということになります
このことから、4月はポンド/ドルを中心にポンド高になりやすい傾向・アノマリーがあるということが分かります
5月は目立った傾向・アノマリーは少ないが・・・
次は、5月の傾向・アノマリーを紹介していきましょう!・・・と言いたいところですが、5月は正直なところ目立った傾向・アノマリーが少ない月でもあります
しかし、細かい所を見てみると、ポンド/ドルの陰線回数が過去20年間中16回と陰線になった回数が多い通貨ペアもあります(上のポンドに関する通貨ペアの5月の欄をご覧ください。)
6月は、少しだけドル安の傾向あり?
次に、6月の為替傾向は、豪ドル/ドルの陽線回数が過去20年間中14回、ドルが基軸通貨になっているドル/スイスフランは、陰線になった回数が過去20年間中15回とドル安に動いた傾向が出ています
しかし、そこまで、偏った回数にはなっていませんし、その他のドルに関する通貨ペアでも少し偏っているだけですので、そこまで、強い傾向・アノマリーとは言えなさそうです
7月は目立った傾向はなし
8月は日本円が買われやすい
次に8月の傾向・アノマリーを紹介していきましょう!
8月は、過去の月足を見てみると円高になりやすい傾向・アノマリーがあることが分かります
下表の、クロス円の月足の陽線と陰線の数えた表の8月を見てみると、ドル/円の陰線回数が過去20年間中13回、ユーロ/円とポンド/円は14回、豪ドル/円は15回と陰線になった回数が多くなっています
このことから、8月は豪ドル/円を中心にクロス円が下落しやすく、円高になりやすい傾向・アノマリーがあることが分かります
9月はNZドル/スイスフラン高のアノマリー?
9月は、目立った傾向・アノマリーは少なく、NZドル/スイスフランの陽線回数が過去20年間中14回付いている以外に傾向は出ていませんでした
きっと、9月は落ち着いた相場感になりやすいのでしょう
10月は豪ドル高になりやすい
次に10月の傾向・アノマリーを紹介していきます
下の豪ドル関連ペアの月足を数えた表を見てみると、10月は豪ドルが買われやすい傾向・アノマリーがあるようです
表の10月の欄を見てみると、豪ドル/円と豪ドル/ドルと豪ドル/カナダドルの陽線になった回数が過去20年間中14回、豪ドル/スイスフランは15回と多くなっています
特に豪ドル/スイスフランの陽線回数15回というのは、過去75%の確率で陽線が付いていたということです
このことから、10月は豪ドル/スイスフランを中心に豪ドルが買われやすい傾向・アノマリーがあることが分かります
11月~12月は円安になりやすい
次は、11月と12月の傾向・アノマリーを紹介していきましょう!
ズバリ!11月~12月の年末にかけては、円安になりやすい傾向・アノマリーがあります
下のクロス円に関する月足の通貨ペアを見てみると、11月はユーロ/円と豪ドル/円とNZドル/円の陽線になった回数が過去20年間中14回と多く、12月はユーロ/円とスイスフラン/円の陽線回数が過去20年間中15回、NZドル/円に関しては16回と多くの陽線が付いていました
過去20年間中16回ということは、80%の確率で陽線が付いていたということになります
このことから、11月~12月はNZドル/円を中心に円安でクロス円が上昇しやすい傾向・アノマリーがあることが分かります
12月はNZドル高になりやすい
最後に12月の傾向・アノマリーを紹介していきましょう!
ズバリ!12月はNZドルが買われやすい傾向・アノマリーがあります!
下の月足の表を見てみると、12月はNZドル/円の陽線が付いた回数が過去20年間中16回、NZドル/ドルは14回、NZドル/スイスフランはなんと17回と多く、NZドルが決済通貨になっている豪ドル/NZドルは、陰線になった回数が14回と多くなっています
NZドル/スイスフランの過去20年間中17回ということは85%の確率で陽線が付いていたということになります。すごいですよね!
このことから、12月はNZドル/スイスフランを中心にNZドルが買われやすい傾向・アノマリーがあることが分かります
月足のアノマリー情報はスイングトレードやグルトレに活用しよう!
月ごとのアノマリー情報、いかがだったでしょうか?
この情報はあくまで過去のデータであり、これからの未来を当てるものではありませんが、テクニカルなどでポジションを決める際に同じような傾向・アノマリーが出ていたらFXトレードの自信に繋がるはずです
この月足のアノマリーは、相場の大きな流れが判別できるので、スイングトレードやグルトレなどのFXトレード方法に活用できるかと思います
グルトレは、わたし川崎ドルえもんが作成した新しいリピート系FX手法で、簡単に言えば、日々の細かい相場変動を取りつつ、週・月単位の大きな流れも一緒に取っていこうという手法になります
グルトレに関しては電子書籍が販売されています
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さらに、下の記事では週間ごとや、日足の傾向・アノマリー情報を発信しています!
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⇩続・週足の傾向・アノマリー情報についてはこちら!⇩
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【4時間足為替天気予報(note)】
・当記事の情報は2021年9月2日時点の情報です
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