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新リピート系自動売買手法
リピート系はレンジ相場にこそ、強みがある
リピート系自動売買は同じ注文を繰り返す観点から、“レンジ相場”になりやすい通貨ペアに優位性があります
例えば、豪ドルNZドルは2014年ごろから1.14~1.00の範囲内で推移していて、ユーロポンドは2017年ごろから0.95~0.83の範囲内で上下動を繰り返しており、リピート系自動売買にとって約定しやすい相場となっています
また、私が開発したリピート系手法”グルトレ”は、今まで売りか買いかを判断する裁量要素がありました
そこで、今回は“グルトレ”の裁量部分を排除した、まったく新しいリピート系注文「サンドウィッチ手法」を開発・作成させていただきました!
「サンドウィッチ」はいわゆるリピート系のハーフ&ハーフと両建てナンピンを使った、既存のものとはまったく違う革新的なリピート系自動売買となっています。
ハーフ&ハーフとは?
ハーフ&ハーフとは、レンジ相場を中心から上と下に2つに分け、下では買い注文、上では売り注文のリピート系を仕掛けるというものです
サンドウィッチ手法では、そのハーフ&ハーフをヒントに川崎ドルえもん流にアレンジし、注文幅と利確幅をオリジナル設定しています
また、スワップポイントも考慮し、プラススワップになる方向の約定回数が多くなるように設定しています
例えば、下で紹介するサンドウィッチ_ユーロ/英ポンドでは売りポジションでスワップが貰えるため、中心線を少し下げて売り注文が多く入るように設定しています
両建てナンピンとは?
両建てナンピンとは、レンジの下半分では買いナンピンをしていき、相場が上がってコアレンジ帯の上限に達したら全決済をし、逆にレンジの上半分では売りナンピンをして、コアレンジの下限に達したら全決済するというもので、レンジ相場の大きな流れを攻略していきます。
例えば、下の画像のようにユーロポンドは2017年ごろから0.95~0.83の範囲内で上下動を繰り返しているので、0.8760より上では20pips間隔で売りナンピンをしていき、0.8700まで下落したら全決済、0.8760より下では20pips間隔で買いナンピンをしていき、0.8910で全決済を行っていきます
引用:TradingView
両建てナンピンは1回の全決済で大きな利益を得られる反面、長期的なレンジ相場を狙っていくため、日頃はあまり決済が行われません
通貨ペアによっては数か月に1回しか全決済がされない場合もあります
そこで考えついたのが、ハーフ&ハーフと両建てナンピンをセットにしたのが「サンドウィッチ」というシステムです
ハーフ&ハーフの注文部分が日頃のレンジ相場でチャリンチャリンと細かい利益を積み上げ、両建てナンピンが大きな利益を上げることを意識して作成しました。
サンドウィッチ_Mixの3年利は200%超え
より細かい設定は後述するとして、まずは論より証拠!・・・ということで、このサンドウィッチ手法は1通貨ペアでも運用できますが、5通貨ペア全てのサンドウィッチを一緒に運用するのがおすすめです。
これをサンドウィッチMixと言います。
下の画像は現時点(2023/06/30)に「サンドイッチ_Mix」を運用した際のシミュレーション結果です
見ての通り、収益は右肩上がりで3年間の期間収益率は200%を超えています!
ドローダウンも他の自動売買に比べて凹みが少なく、リピート系自動売買では類を見ない成績となっています!
※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
5通貨ペアでの運用が良し!
このサンドウィッチ手法は、1つの通貨ペアでも運用できますが、ユーロ/ポンド、ユーロ/豪ドル、豪ドル/NZドル、米ドル/スイスフラン、南アフリカランド/円の5つの通貨ペアで同時に運用するのがおすすめです。
上の画像のサンドウィッチ_Mixのシミュレーションでドローダウンの凹みが少ないのは、各通貨ペアのドローダウンを他の通貨ペアが補填しやすくなっているからと考えられます。
金融には「相関関係」というものがあります。
相関関係とは特定の銘柄や通貨ペアが買われるときに同時に違う通貨ペアが買われやすい、もしくは売られやすい関係性のことを言います。
特定の通貨を買うということは逆にそれに対する通貨を売っているため、もしくはその国の貿易や国交の関係から隣国にも影響を与えるからです。
この5通貨ペアを合わせたサンドウィッチ_Mixのドローダウンが少ないのはその相関関係がうまくマッチしているからと言えるでしょう。
トライオートFXで自動化運用ができる!
このサンドウィッチ手法は、トライオートFXで自動運用ができるようになっています
トライオートFXは、自動売買ができるFX会社として有名で、ストラテジストやブロガーが考案したルールを選んですぐに運用を始めたり、自分でリピート系自動売買を作成できたりすることができます。
今回は、そこの自動売買セレクトにサンドウィッチ手法を追加させていただきました!
運用は・・・
①ログイン➱②自動売買セレクト➱③FXタブ➱④認定ビルダー➱⑤カートに追加・・・
…と簡単に運用を始めることができます!
トライオートFXの口座開設はこちら(公式サイトへ飛びます)
サンドウィッチ手法の設定値一覧
5通貨ペアをまとめたサンドウィッチ_Mixの設定値
サンドウィッチ手法のシリーズで、一番おすすめしたいのが、下で紹介する個別のサンドウィッチ5つをまとめた”サンドウィッチ‗Mix”です。
サンドウィッチ_Mixはユーロ/ポンド、ユーロ/豪ドル、豪ドル/NZドル、米ドル/スイスフラン、南アフリカランド/円の個別のサンドウィッチ5つすべてをミックス(Mix)したものになります。
執筆時点(2023/6/30)のシミュレーション結果では、過去1年の期間収益が80%超、過去3年間では期間収益200%を超えており、ドローダウンも他の自動売買に比べてかなり少ないという結果になっています。
・サンドウィッチ_Mixのシミュレーション(1年間)※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
・サンドウィッチ_Mixのシミュレーション(3年間)※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
ただ、このサンドウィッチ_Mixは多くの通貨ペアのポジションを保有するため、推奨証拠金が多く必要になります。
そこで、そこまで資金の無い人は、下で紹介する単独のサンドウィッチで運用していき、慣れてきたら通貨ペアを増やすようにしていきましょう!
※サンドウィッチ_Mixは下の5つのサンドウィッチを組み合わせたものなので、下の5つを個別にカートに入れて運用しても一緒の運用システムになります
サンドウィッチ_ユーロ/英ポンドの設定値
通貨ペアごとの設定値を紹介していきます。
サンドウィッチ_ユーロ/英ポンドの現時点(2023/06/30)の過去3年間のシミュレーション結果では、期間収益率150%となっています。
・サンドウィッチ_ユーロ/英ポンドのシミュレーション(3年間)※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
・ユーロ/英ポンドのハーフ&ハーフ部分の設定値
黄色い線の範囲内(0.9100~0.8480間)をコアレンジとし、その外の黄色線から赤い線(0.9100~0.9260間と0.8480~0.8300間)をサブレンジとして、黒い線(0.8700)より上では売り注文、下では買い注文を設定しています。
注文間隔はコアレンジ、サブレンジともに20pips間隔で、利確幅はコアレンジでは70pips、サブレンジは120pipsと設定しています。
引用:TradingView
・ユーロ/英ポンドの両建てナンピン部分の設定値
赤い線(0.9260)から中央の黒い線(0.8760)まで20pips間隔で売りナンピンをしていき、黒い線の下にある緑色の線(0.8700)で全決済を行い、買いナンピンは下の赤い線(0.8300)から黒い線(0.8760)まで20pips間隔で買いナンピンをしていき、上緑色線(0.8910)で全決済を行う設定となっています。
引用:TradingView
サンドウィッチ_ユーロ/豪ドルの設定値
サンドウィッチ_ユーロ/豪ドルの現時点(2023/06/30)の過去3年間のシミュレーション結果では、期間収益率130%超えとなっています。
・サンドウィッチ_ユーロ/豪ドルのシミュレーション(3年間)※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
・ユーロ/豪ドルのハーフ&ハーフ部分の設定値
黄色い線の範囲内(1.6450~1.5250間)をコアレンジ、その外の黄色線から赤い線(1.6450~1.6750間と1.5250~1.4350間)をサブレンジとして、黒い線(1.5550)より上では売り注文、下では買い注文を設定しています。
注文間隔はコアレンジ、サブレンジともに30pips間隔で、利確幅はコアレンジでは60pips、サブレンジは100pipsと設定しています。
引用:TradingView
・ユーロ/豪ドルの両建てナンピン部分の設定値
上の赤い線(1.6750)から黄色い線(1.6450)までは100pips間隔、黄色い線から黒い線(1.5550)までは50pips間隔で売りナンピンをしていき、黒い線の下にある緑色の線(1.5370)で全決済を繰り返していく。
買いナンピンは、下の赤い線(1.4350)から黄色い線までは100pips間隔で、黄色い線から黒い線(1.5550)の間は50pips間隔で買いナンピンをしていき、緑色上線(1.6150)で全決済を繰り返します。
引用:TradingView
サンドウィッチ_豪ドル/NZドルの設定値
サンドウィッチ_豪ドル/NZドルの現時点(2023/06/30)の過去3年間のシミュレーション結果では、期間収益率150%超えとなっています。
・サンドウィッチ_豪ドル/NZドルのシミュレーション(3年間)※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
・豪ドル/NZドルのハーフ&ハーフ部分の設定値
赤い線の範囲内(1.1160~1.0320間)をレンジ帯として、黒い線(1.0740)より上では売り注文、下では買い注文を設定しています。注文間隔はコアレンジ、サブレンジともに20pips間隔で、利確幅はコアレンジ、サブレンジともに90pipsと設定しています。
引用:TradingView
・豪ドル/NZドルの両建てナンピン部分の設定値
赤い線(1.1160)から黒い線(1.0720)まで20pips間隔で売りナンピンをしていき、中央の黒い線の下にある緑色の線(1.0570)で全決済を行い、買いナンピンは、下の赤い線(1.0320)から黒い線(1.0720)まで20pips間隔で買いナンピンをしていき、上緑色線(1.0820)で全決済を行う設定となっています。
引用:TradingView
サンドウィッチ_米ドル/スイスフランの設定値
サンドウィッチ_米ドル/スイスフランの現時点(2023/06/30)の過去3年間のシミュレーション結果では、期間収益率100%となっています。
・サンドウィッチ_米ドル/スイスフランのシミュレーション(3年間)※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
・米ドル/スイスフランのハーフ&ハーフ部分の設定値
黄色い線の範囲内(1.0000~0.9100間)をコアレンジ、その外の黄色線から赤い線(1.0000~1.0240間と0.9100~0.8830間)をサブレンジとして、黒い線(0.9640)より上では売り注文、下では買い注文を設定しています。注文間隔はコアレンジ、サブレンジともに30pips間隔で、利確幅はコアレンジでは60pips、サブレンジは120pipsと設定しています。
引用:TradingView
・米ドル/スイスフランの両建てナンピン部分の設定値
赤い線(1.0240)から中央の黒い線(0.9640)まで30pips間隔で売りナンピンをしていき、下にある緑色の線(0.9200)で全決済を行い、買いナンピンは下の赤い線(0.8820)から黒い線(0.9640)まで20pips間隔で買いナンピンをしていき、上緑色線(0.9840)で全決済を行う設定となっています。
引用:TradingView
サンドウィッチ_南アフリカランド/円の設定値
サンドウィッチ_南アフリカランド/円の現時点(2023/06/30)の過去3年間のシミュレーション結果では、期間収益率100%となっています。
・サンドウィッチ_南アフリカランド/円のシミュレーション(3年間)※過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
・南アフリカランド/円のハーフ&ハーフ部分の設定値
赤い線の範囲内(8.80~6.36間)をレンジ帯として、黒い線(7.87)より上では売りリピート注文、下では買いリピート注文を設定しています。注文間隔はコアレンジ、サブレンジともに5pips間隔、利確幅は売り注文が15pips、買い注文が40pipsと設定しています。
引用:TradingView
・南アフリカランド/円の両建てナンピン部分の設定値
赤い線(8.80)から中央の黒い線(7.80)まで5pips間隔で売りナンピンをしていき、下にある緑色の線(7.17)で全決済を行い、買いナンピンは下の赤い線(6.36)から黒い線(7.80)まで5pips間隔で買いナンピンをしていき、上緑色線(8.12)で全決済を行う設定となっています。
引用:TradingView
さいごに
このサンドウィッチ手法は5年以上レンジ相場になっている通貨ペアが前提になっています。
なので、今後未来に説明したレンジ幅を外れた場合は、運用を見直す必要があります。それだけは注意してください。
しかし、サンドウィッチ_Mixは、これまでになかった通貨ペアの相関関係とリピート系注文を組み合わせた革新的なリピート系自動売買となっています!
初心者の方もぜひ、このサンドウィッチ手法に触れていただけると幸いです。
サンドウィッチ手法は、トライオートFXの自動売買セレクトで選択するだけで簡単に自動売買ができるのでおすすめです
ぜひ、トライオートFXでサンドウィッチ手法の詳細をチェックして、運用してみましょう!
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※当記事の情報は、2023年7月1日時点の情報。
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