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【米国株】NYダウの月別アノマリーを紹介!株は4月と7月に上昇しやすい傾向が?

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記事作成日:2023/12/08

NYダウの傾向とアノマリーとは?

アノマリーとは、理由はわからないけれどなぜかそうなりやすい傾向のことを言いますが、株式市場には様々なアノマリーが存在しています

例えば、NYダウでは11月末の週と12月20日前後に上昇しやすい傾向がありますが、これは11月24日のブラックフライデー(感謝祭)や、12月24日のクリスマス実需が影響しているからと思われます

これらのアノマリーが出てくる理由は様々ですが、株式市場は人々が取引をしているため、決算月やサマーシーズンなどのスケジュールや実需が影響してアノマリーが出てきます

そこで今回は過去の相場から統計データを取ったアノマリー情報を使ってNYダウのアノマリーを紹介していきましょう!

これから紹介する表はNYダウの過去データを調べて、特定の月足で陽線が付いた回数や、その日の週足がどの程度陽線が付いていたのかを数値化したものになります

(各日のデータは、その日の週足を過去20年間分調べて陽線が付いた確率を算出したもの。週間平均はその週の月曜日から金曜日の確率を平均化したものになります)

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1月アノマリー:1月効果は無し

1月は他記事では年初めなので株価が上昇しやすいアノマリーがあると紹介されています

しかし、実際にNYダウの月足を数えてみると、過去20年間中(2014年~2023年)陽線が付いた回数が9回、陰線が付いた回数が11回となっていて、むしろ下落した回数のほうが多くなっています

1月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 9回 11回

また、より細かい週足を日別に数えた下表の週足陽線確率でも、年始には株高になった偏りは確認できず、1月効果は確認できないという結果になっています。

さらに「1月の動きがその年の動きと連動しやすい」という格言もあります。つまり1月に上昇したら年足も陽線になりやすいと言っている格言のようです

しかし実際にチャートを見てみると、1月の月足と年足が合致している年はそう多くなく、そういった傾向は確認できませんでした

また、1月4日は1年の株取引開始日となります。そのため1月前半は株が上昇しやすいというアナリストもいるようです

しかし、下データの各日の週足陽線確率を見てもそういった傾向は確認できません。

2月アノマリー:節分天井

2月は一般的にトレンドが変わりやすい月と言われています

実際のNYダウの月足を数えてみると、2月は上昇した回数が13回、下落した回数が9回となっていて、少し上昇した回数のほうが多いという結果に。

2月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 13回 7回

また、2月は一般的に例年2月4日前後にある節分の日までは上昇してそこから相場が落ち着いていくと言われています

NYダウの週足を数えた下のデータを見てみると、1月31日から節分時期の2月までで陽線が付いた確率が71~80%と高くなっていて節分天井という相場格言通りのデータが取れています

ただ、それ以降の11日から16日にかけても陽線が付いた確率が70%台と高くなっており、必ずしも節分以降は下落しやすいわけではないようです

3月アノマリー:お彼岸底

他のサイトでは、3月は株が下落しやすいアノマリーがあると書かれています

実際にNYダウの月足を数えてみると(2014年~2023年の20年間)3月は陽線が付いた回数が12回、陰線が付いた回数が8回となっていて上昇した回数のほうが多いという結果になっています

3月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 12回 8回

また、相場アノマリーには「お彼岸底」という格言があります。これは、お彼岸の3月21日頃に株は底を付きやすいという相場格言です

しかし実際に各日の陽線確率を出した下データを見てみると、春分の日である3月21日前後に目立った偏りは確認できませんでした。ただ、25日は陽線確率が83%と高くなっていますね

4月アノマリー:確定申告アノマリー

アメリカでは、すべての国民世帯が4月15日までに確定申告を行います。

その確定申告が終了すると、税金の支払いが確定して心に余裕が生まれるため、株が上昇しやすい季節になると言われています

実際にNYダウの月足を20年間(~2022年)数えてみると、4月は陽線が付いた回数が17回、陰線が付いた回数が3回となっていて、85%の確率で陽線が付いおり、4月はNYダウが上昇しやすいアノマリーがあることがわかります

4月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 17回 3回

さらにより細かい週足の下表のデータを見てみると、4月中旬頃に上昇傾向が出ていて、15~18日の陽線確率が71~79%と高く、上昇しやすいアノマリーがあることがわかります

また日経平均アノマリーでは、4月に新年度が影響したアノマリーがあることを紹介しています

5月アノマリー:セル・イン・メイは時代遅れ格言

株式市場には有名な相場格言として「Seii in May」という相場格言があります。これは日本和訳すると株は5月に売れという格言です

しかし、この格言はかなり昔に生まれたものであるため、近年のNYダウでは確認できないアノマリーとなっています

実際に5月の日経平均の月足を数えてみると(~2022年)陽線が付いた回数が13回、陰線回数が7回となっていて、下落した回数より上昇した回数が多くなっていることがわかります

5月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 13回 7回

ただ5月は、前半ゴールデン・ウイークがあり、多くの人が有給などを取って旅行に行くバケーションシーズンです。

こういった長期休暇の前後は市場参加者が少なくなり、株式投資をする人が少なくなりがちです。このことから5月は株価市場が動かない、もしくは下落しやすい傾向があります

下のNYダウ週足の統計データを見てみると、5月10日から12日と、17日から21日にかけての陽線確率が27~29%と低く、26日から27日にかけては75~77%は高くなっています

6月アノマリー:奴隷解放記念日

6月は、5月に引き続きSell in May(株を売れ) アノマリーがあると言われている月です

実際に6月のNYダウの月足を数えてみると(~2022年)上昇した回数が8回、下落した回数が12回となっており、下落しやすいアノマリーがわずかにあるようです

6月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 8回 12回

また6月19日はリンカーン大統領が宣言した奴隷解放宣言が正式に認可された日で、アメリカでは祝日休みです

その影響からか20日から25日にかけて、陽線になった確率が13%~29%と低くなっていて、下落しやすいアノマリーがあります

7月アノマリー:サマーラリー相場

アメリカは、夏休みが6月から8月頃となるため、7月はそれに合わせて親もバケーション休暇を取る準備をする時期になります

なので、長期休暇を取る前に資産を整理、もしくは買っておく動きがあります

NYダウの月足を数えてみると(~2022年)、7月は陽線回数が16回、陰線回数が4回となっていて、7月のNYダウは過去80%で上昇していて注目アノマリーがある月!となります

7月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 16回 4回

また、7月は4日にアメリカ独立記念日という米国で大きな祝日がある月です。そのため7月は経済が活性化して株価が上昇しやすい傾向があります。

実際に、月別より細かい下の週足のアノマリー情報を見てみると、過去20年で7月3日から19日にかけて陽線確率が64~82%と高くなっており、アノマリー通りのデータが取れています

8月アノマリー:バケーション相場(夏枯れ相場

8月はアメリカではバケーションシーズン、日本ではお盆休みの季節となるため、市場参加者が少なく相場が変動しにくい季節になります

NYダウの過去20年間(~2022年)の月足データを見ても、8月は陽線になった回数が11回、陰線になった回数が9回とほぼ同じ回数となっていてアノマリーは確認できません

8月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 11回 9回

より細かい週足のデータを見てみても、目立ったアノマリーは確認できませんでした。

しかし8月4日と6日の陽線確率が70%台、16日と19日は20%台となっています

9月アノマリー:セル・イン・メイの終わり

5月のアノマリー情報で紹介した相場格言、Sell in May (セル・イン・メイ)格言には実は続きの言葉があります

セル・イン・メイの正式な格言は「Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day.」で日本語に訳すと株は5月に売って9月第二土曜日に戻ってこようというのが正式な格言になります

つまり9月後半からは株が上がりやすいということになるのですが、実際のNYダウを数えてみると(~2022年)9月は陽線陰線回数ともに10回と多くなっていて、目立ったアノマリーは確認できませんでした

9月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 10回 10回

しかし、より細かい日別の週足データを見てみると、9月10日から13日は陽線確率が71~77%と高く、22日から25日は20~27%と低くなっており、9月のなかで数少ない取引チャンスがありそうなデータがあります

10月アノマリー:ハロウィンアノマリー

10月は歴史的な急落が発生しやすい月でブラックマンデー(1987年)やリーマンショック(2008年)などが発生しています

しかし、この急落も十数年に一度しか起こっていないのことを気にしすぎても良くないので、あくまで歴史的急落は10月に起こった傾向がある程度の知識として頭の中にいれておきましょう

実際のNYダウの月足を数えてみると(~2022年)、10月は陽線回数が13回、陰線回数が7回となっていて上昇した回数が多い月となっています

10月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 13回 7回

より細かい週足統計データを見てみると、10月15日から28日で偏りが出ていて、10月15日から18日の陽線がついた確率が71~79%、25日から28日は60~73%と高くなっています

これは10月31日にハロウィン祭りがあり、このイベントが影響して実需が発生しで経済が活性化するためと思われます

11月アノマリー:ブラックフライデー実需

例年11月の第4金曜日にはブラックフライデー(アメリカ感謝祭)があり、多くの通販サイトや小売業の店舗でセールが催されます

特売セールで消費が活発になるため、小売業株を中心に株価が上昇しやすいアノマリーがあります

実際にNYダウを数えてみると(~2022年)陽線回数が14回と多くなっていて、70%の確率で陽線が付いており、NYダウが上昇しやすいアノマリーがあることが分かります

11月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 14回 6回

また、ブラックフライデーがある11月ですが、小売りが活発化すると商品輸送という経済活動が活性化するので物流関連株にも大きな影響を与えます

私は業種別のアノマリーも調べていますが、11月最終週には海運業や倉庫業の株が上昇しやすい傾向を確認しており、購入した商品の輸送によって株価が上昇しやすいのだと見ています

実際にNYダウの週足を各日で数えた下の統計データを見てみると、ブラックフライデー後の11月27日から29日にかけて上昇した確率が高くなっていることがわかります

12月アノマリー:クリスマス効果

12月はキリストの誕生祭クリスマスや年末年始に向けて活動をしていく月で、それが株価にも影響を与えます

また、12月は年末休暇に向けて保有株を整理する時期にもなります

実際にNYダウを数えてみると直近20年間(~2022年)では、12月は陽線が付いた回数が13回、陰線回数が7回となっていて上昇した回数のほうが多くなっています

12月 陽線回数 陰線回数
NYダウ 13回 7回

クリスマスといえば、ご馳走やプレゼントの需要が多くあり消費を押し上げます

NYダウの週足の統計データを見てみるとクリスマス前週の19日から26日の陽線確率が70~93%とかなり高くなっており、クリスマス実需の株上げアノマリーがあることがわかります

そしてクリスマス後の1年間で最後の週は、多くの市場参加者が年末休みに入るため参加者が少なく、相場の動きが少ない週となります

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このようにNYダウは、その日々のお祝い事や祝日、優待シーズンなどによって傾向・アノマリーが出てきます

また時代の移り変わりとともにアノマリーや相場格言も変化していきます。

有名な相場格言であるセル・イン・メイアノマリーも近年では弱くなり、その傾向が近年では確認できなくなりつつあります

今回はNYダウのアノマリー情報をお届けしましたが、私はnoteにてより細かい日本株や米国株の個別株アノマリー情報や、為替・商品のアノマリー情報を配信しています!

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FXアノマリー情報の注意点
・このアノマリー情報はあくまでも過去の相場のローソク足からデータを取り、これからの月日に当てはめたものです。・当情報はこれからの相場を言い当てるものではありません。・最終的な判断は自分で行ってください。投資は自己責任です。

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