ドル♪ドル♪川崎ドルえもんです。
最近FXリピート系で注目されている手法【すくみ】をご存じでしょうか?
すくみとは、米ドル/円・ユーロ/円・ユーロ/ドルなどの複数の通貨ペアを同時に注文をしていく手法です。
目次
「すくみ」という手法の考え方は
世界の【通貨の価値】は移動しているだけ
というのが前提となっています。
例えば、「米ドル/円をロングした。」という行為は、【通貨の価値】を円から米ドルに移動したという行為となります。
日本からアメリカという国のあいだで【通貨の価値】が移動しただけあって、地球全体にある通貨の価値の総量は変わってはいない。
という考えです。※1
・3すくみの考え方
今回は仮定として、この地球上に日本国、アメリカ合衆国、ユーロ圏(※2)の3ヵ国しかなく、
この各国に【100】の通貨の価値があり、全世界で合わせての【300】の通貨の価値があったと仮定します。
円が売られたら
もし、この状態でなにかしらの理由で日本の通貨の価値が50%売られたら・・・
このように、日本で何かしらの円売りが起きた場合は、日本の【通貨の価値】が50%下がり、アメリカとユーロの【通貨の価値】が125%に上昇します。【通貨の価値】の総量は300と変わっていません。
米ドルが売られたら
次に、アメリカの通貨の価値が50%売られたら・・・
このように、アメリカで何かしらのドル売りが起きた場合は、アメリカの【通貨の価値】が50%下がり、日本とユーロの【通貨の価値】が125%に上昇します。同じく【通貨の価値】の総量は変わっていません。
米ドルと円が売られたら
次に、アメリカと日本の通貨の価値が50%売られたら・・・
もし、50%のドル売りと50%円売りが起きた場合は、アメリカと日本の【通貨の価値】が50%下がり、ユーロの【通貨の価値】が200%に上昇します。こちらも【通貨の価値】の総量は変わりません。
・3カ国同時にショックが起きたら?
もし、日本国、アメリカ合衆国、ユーロ圏で同時ショックが起きたら?
3カ国同時ショックが起きた場合は、この3カ国しかない世界では、リスク回避できる国がないため、「自国の通貨で保有するのが安全だ。」という心理が働き、通貨の価値の変動は起こりません。
・すくみは同時ショックが起きないことが前提
このように、世界の【通貨の価値】は国同士を移動しているだけ、というのがすくみの考え方です。※1
この状態で、あなたが日本円を買って、米ドルを買って、ユーロを買っていたらどうなっているでしょうか?
①日本円の通貨の価値が50%下がっても、米ドルとユーロの通貨の価値が125%に上がっています。
②米ドルの通貨の価値が50%下がっても、円とユーロの通貨の価値が125%上がっています。
③アメリカと日本の通貨の価値が50%下がっても、ユ-ロの通貨の価値が200%に上がっています。
日本円 | 米ドル | ユーロ | 勝率 | |
日本円⤵ | 損失 | 利益 | 利益 | 勝:2 負:1 |
米ドル⤵ | 利益 | 損失 | 利益 | 勝:2 負:1 |
ドル・円⤵ | 損失 | 損失 | 利益 | 勝:1 負:2 |
このように、すべての通貨ペアが同時に損失になることがない。というのが、すくみの基本的な考え方なのです。
・3すくみは2つの最大損失で良い?
3すくみはこのように、負けても2つまでなので、2つの最安値に耐えれば良いという考えが基本的な考えです。
しかし、地球上には、たくさんの国があり、この3カ国の間だけで【通貨の価値】の移動が行われているわけではありません。
また、この3カ国でも国力が違うので、【通貨の価値】も同じではないのです。
そこに気を付けて、すくみの設定を考えていきましょう。
注:今回は説明しやすいように、世界で3ヵ国しかない。という設定でした。
また、数字も説明しやすいように区切りのよい数字で説明しました。
実際の数字ではないのでご注意ください。
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※1 実際には違いますが、便宜上の説明として。
※2 国と仮定
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