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記事作成日:2023/11/25
目次
FXの月間別アノマリー情報まとめ
アノマリーとは、一般的に明確な理由がないけれど、なぜかそうなりやすい現象のこと。をいいます
しかし実際にはドル需要や輸出入などの実需などによって、ドル買いや円高になりやすい傾向が出てきます
例えば有名なアノマリーとして”ゴトー日”というものがあります。
ゴトー日は、平日9時55分に決まる両替レートのことを仲値というのですが、その仲値のうち、5や10の付く5の倍数日のことをゴトー日といいます
このゴトー日は、グローバル企業の支払いなどが集中しやすいため、一般的に朝から9時55分にかけてドル高に動きやすいと言われています
また、この5倍数日が土日の場合はその前日の金曜日の仲値になりやすく、特に20日以降から月末にかけては支払い実需が集中しているため、ドル高になりやすいと言われています
このように世界中には様々なアノマリーがありますが、説明できないアノマリーも存在します。
そこで今回は過去の為替の月足を数えた統計データを使って、どの月にどの通貨が売られやすい、もしくは買われやすいアノマリーがあったのかを数字で紹介していきます!
下の表は、全32通貨ペアの月足を月別に過去20年間(トルコリラ円とメキシコペソ円は2006年10月~、中国元/円は2011年~)数えたものです
1月アノマリー:ユーロポンド売り・新興国通貨ペア売り
1月は一年間で最初の月ですが、一般的に為替アノマリーでは1月の為替の方向がその年の為替の動きに連動しやすいと言われています
つまり1月にドル円が上がれば年足も陽線になりやすい、逆に下がれば年足も陰線が付きやすいということです。(実際には確認できていません)
過去の相場から月足を数えた統計データで見てみると、1月はユーロ/ポンドの陰線回数が過去20年間中16回と多く、80%の確率で下落しています
同様にポンド関連ペアであるポンドカナダドルでは陽線が付いた回数が14回と多くなっており、
1月はユーロポンドを中心に若干ポンド買いのアノマリーがあることがわかります。
また、1月は新興国通貨が下落しやすいアノマリーがあり、南アフリカランド/円の陰線回数が過去20回中15回、トルコリラ/円は17回中11回、メキシコペソ/円は17回中10回と陰線回数が多くなってます
2月アノマリー:若干のスイスフラン買い
2月は他の記事で米国債の償還によってドル安、もしくは円高になりやすいと書いている記事もありますが、私の取った過去20年間の統計データではそのようなアノマリーは確認できていません。
2月の統計データを見てみると、少しだけスイスフラン買いの傾向があり、ユーロ/スイスフランの陰線回数が過去20年間中15回、ポンド/スイスフランは14回と陰線が付いた回数が多くなっています。(これらの通貨ペアはスイスフランが決済通貨(分母側)のため、下落でスイスフラン買いとなります。)
またトルコリラ/円は陰線回数が17回中12回と多くなっていて、1月に引き続き2ヶ月連続で陰線になりやすいアノマリーがあります。
3月アノマリー:メキシコペソ/円の買い
3月は年度末でなにかアノマリーがあるかもと思われるかもしれませんが、株式市場ではアノマリーがありますが、為替市場ではメキシコペソ/円の陽線回数が17回中12回と多くなっている以外にありませんでした。
4月アノマリー:ポンド買いになりやすい
4月はイギリス発祥のエイプリルフールや、イエス・キリストの復活を祝うイースター(復活祭)がある影響からか、イギリスの通貨ポンドが買われやすいアノマリーがあります
表を見ると、ポンド/円とポンドドルの陽線が付いた回数が16回と80%の確率で陽線が付いており、ポンドスイスフランも15回(75%)の確率で陽線が付いています。
また、若干だけカナダドル買いのアノマリーもあり、カナダドル/円の陽線回数が15回、カナダドルが決済通貨(分母側)になっている米ドル/カナダドルは陰線回数が14回と多くなっていて、カナダドル買いの方向に動いた回数が多くなっていることがわかります
5月アノマリー:セル・イン・メイの5月・・・しかし
5月は株式市場で有名な「セル・イン・メイ(Sell in May )」というアノマリー格言がある月ですが、為替市場では明確なアノマリーはあまりない月となっています。
というのもセル・イン・メイとは、アメリカで生まれた格言で日本語訳で「株は5月に売れ」というものです。
しかし、近年では株式市場でもその格言通りに動いておらず、為替にもその影響は伝わってきていません
表を見てみると、5月はマイナー通貨ペアの豪ドル/カナダドルの陰線回数が17回と多くはなっていますが、その他の豪ドルやカナダドル関連ペアで似たようなアノマリーが出ていません
6月アノマリー:軟調になりやすい?
私はアノマリーアナリストとして、全32通貨ペアの月日の統計データを調べていますが、6月は私の誕生月です(知らんがな)
6月は統計データ上では目立ったアノマリーは出ていませんでした
このことから、6月は長期トレンドがあまり発生しにくく、軟調なレンジ相場になりやすいと予想できます
7月アノマリー:夏枯れ相場
7月は一般的に夏枯れ相場になり始めの月で、新興国の通貨が下落しやすいアノマリーがあります
トルコリラ/円とメキシコペソ/円は、陰線回数が過去16年間中10回、中国元/円は12回中10回が陰線となっており、これらの通貨ペアが下落しやすいアノマリーがあります
8月アノマリー:サマーシーズン需要
オーストラリアという国は南半球にあるため一般的な日本の気候とは逆で、8月は冬となり、いわゆる海外観光の閑散期オフシーズンとなります
そのため8月は豪ドルが売られやすく下落しやすいアノマリーがあります
実際に8月は過去20年間で豪ドル/ドルの陰線回数が16回、豪ドル円は14回と下落した回数が多くなっています
また8月はイギリスポンドも下落しやすく、ポンド/円とポンド/ドルの陰線回数が14回、ポンド/カナダドルは16回と多くなっています。
これはイギリスの夏休みやバケーションシーズンの季節と重なっており、おそらくのんびりとする国柄で経済が落ち着く季節なのでしょう
9月アノマリー:軟調相場レンジ
9月は目立ったアノマリーが少ないですが、NZドル/スイスフランの陽線回数が14回と多くなっていました。
10月アノマリー:荒れやすい月
10月は大相場になりやすく、相場が荒れやすいと言われています。
統計データを見てみると、豪ドル関連ペアでは豪ドル/円の陽線回数が14回、豪ドル/スイスフランは15回と多く、NZドル関連ペアではユーロNZドルの陰線回数が14回、NZドル/カナダドルは陽線回数が15回と多くなっています
11月アノマリー:トレンドの一服
11月は、9月から10月にかけて発生したトレンドが一服したり、トレンドが変わりやすい月です
統計データ上では、豪ドル/NZドルとユーロ/スイスフランの陰線回数が14回、トルコリラ/円は17年間中11回が陰線となっていて、南アフリカランド/円は陽線回数が14回と多くなっています
12月アノマリー:年末相場とは
12月は一年間さいごの月で、ポジション整理や清算をする観点から、世界一株式取引があるロンドンの通貨であるユーロを中心に買い戻す動きが発生しやすくなります
実際に統計データを見てみると、11月はユーロ買いのアノマリーがあり、ユーロ/円とユーロ/ドルとユーロ/ポンドの陽線回数が14回と多くなっています。
また11月はNZドルが買われやすいアノマリーもあり、統計データを見てみると、NZドル/円とNZドル/ドルの陽線回数が15回、NZドル/カナダドルは16回と上昇した回数が多くなっています
これは、ニュージーランドが南半球の国で12月は季節が夏となり、10月~11月に収穫された酪農が加工されて、12月に乳製品輸出のハイシーズンとなるからと言われています
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以上、為替の月別アノマリー情報の紹介でした!
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