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2008年頃からFXでトルコリラ/円の取り扱い開始
ドル!どる?川崎ドルえもんです!
スワップ運用に人気のトルコリラですが、FX業界でトルコリラ/円の取り扱いが始まったのは11年前の2008年6月頃から開始されていたようです
10年前の2009年のトルコリラ/円は最高値が66円台となっており、政策金利は13%とかなりの高金利の通貨ペアとなっていました
政策金利は2009年1月の13%から2013年5月には4.5%まで減少し、2014年から再度上昇し始めて2019年5月現在24%となっています
2009年から2018年までの10年間の政策金利を単純に平均化すると、平均政策金利は8.07%となります
そしてトルコリラ/円の価格は2009年の最高値が66円台・最安値が52円台、2018年の最高値は30円台・最安値が15円台となっており、年々価格が下がっている状況です
この最高値と最安値の中央値を求めて過去10年間の平均値を求めるとトルコリラ/円の過去10年間の単純平均価格は44.58円となります
10年間トルコリラ/円をスワップ運用すると
人気のトルコリラのスワップ運用ですが、上記の過去の価格を参考に10年間スワップ運用をしたらどうなるのか計算してみました
10年間で得られるスワップポイント
①過去10年間のトルコリラの平均政策金利は上記の通り8.07%となっています
日本の現在の政策金利は0.1%になりますので実際に貰える金利は7.97%となります
②過去10年間のトルコリラ/円の単純平均価格は44.58円となっており、1Lotつまり10,000通貨のトルコリラを購入すると445,800円となります
③この(②)の445,800円に(①)に金利7.97%をかけると1年間で35,530円のスワップを得られるということになります。これは1年分なので10倍である355,300円が10年間で得られるスワップポイントということになります
以上の計算で10年間で得られるスワップポイントは約35万円となることがわかりました!
10年間の下落による損失
ですが、この10年間でトルコリラ/円はかなりの下落をしています
では過去10年間の為替変動でトルコリラ/円の損失はいくらになったのでしょうか?
実際に計算してみましょう
④まず2009年の最高値と最安値の中央値を計算し、その価格でトルコリラを購入したとします。計算すると2009年の中央値は59.55円でした
⑤次に現在の価格を調べます。2019年5月10日現時点のトルコリラ/円の価格は17.7円台となっています
⑥10年前に購入した価格(59.55円)から現在の価格(17.7円)を引くと41.85円となりました
つまり、10年間の為替変動で1通貨あたり41.85円下落し、損していることになります
実際には1Lot(10,000通貨)分トルコリラを購入しているので10年間の為替変動での損益は-418,500円の損失ということになります
スワップポイント355,300円の利益と、為替変動による-418,500円の損失を計算すると10年間のトルコリラスワップ運用は-63,200円のマイナスという結果になりました・・・
実際のスワップポイントは判定日の価格から各FX会社が決定しているため誤差があります。
8年前・6年前・4年前・2年前からのスワップ運用
10年前からの計算に続いて8年前から、6年前から、4年前から、2年前からトルコリラのスワップ運用をした場合も計算してみました!
計算上、過去10年間いつ始めてもトルコリラスワップ運用して利益が出ることはありませんでした
これは結果論でしかありませんが、週足や月足のテクニカル分析を見ても上昇する兆しは2019年5月時点では見当たりません
しかし、トルコ共和国はファンダメンタルズに左右されやすい国なので今後の政治・経済によって上がる可能性もあります
トルコリラでスワップ運用を行うのは各トレーダーの自由です
ですが、過去10年分のこの計算データを充分留意してトレードしてほしいと思っています
むしろ川崎ドルえもんはこの結果を見て「状況を見ながらショートトレードすれば儲かる可能性もあるのでは?」と考えています!
そこで次の記事では【トルコリラ/円をショートトレードしやすいFX会社】を紹介していきます!(作成中)
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