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FXのアノマリーとは？
金融市場では、企業決算日や連休、実需などによって特定の月日にその銘柄が買われたり、売られたりする傾向・アノマリーがあります。
例えば為替市場では、週足の数を数えてみると、４月10日の豪ドル/ドルは過去20年間ですべて陽線が付いており、100％陽線が付いていたということが分かっています。
ということは、豪ドル/ドルを４月10日の前後にかけて買っておけば、アノマリー上は儲かることになります。
そこで私は、過去の相場から各週足の統計を取って陽線になった確率を算出してその週にどういった傾向があったのかを調べて配信しています！
今回は、そんなFXの週足アノマリー情報を紹介していきましょう！
６月第５週目の週足アノマリー
下の表は、６月最後の週、第５週目の週足を過去20年間数えて陽線確率を算出したものになります
見かたとしては、
を表示しています。
基本的には過去20年間の陽線確率を見て、陽線確率が高ければ上昇しやすいアノマリー、確率が低ければ陰線が付きやすいアノマリーがあると見ていけばいいでしょう。
それではデータを見ていきましょう！
下の表を見てみると、６月の第５週目は円安の傾向が出ていて、ドル/円の週間平均が78％、ユーロ/円は81％、スイスフラン/円は73％、トルコリラ/円は86％、メキシコペソ/円は78％と高くなっています。
クロス円の陽線確率が高くなっているということは、円安になりやすいということです。
このことから、６月第５週目は円安になりやすいアノマリーがあるということです！
特にドル/円は直近10年間の陽線確率が30日～７月１日にかけて100％、ユーロ/円は27日～29日にかけて86％、トルコリラ/円は28日～７月１日にかけて100％と高くなっているので注目です！
さらに、６月27日はカナダドル/円とユーロ/ポンドとカナダドル/スイスフランの陽線確率が81％と高く、ドル/カナダドルは14％と低くなっていて若干のカナダドル買いのアノマリーが出ています。
その他にも、28日はポンド/スイスフランの陽線確率が19％、29日はユーロ/ドルの陽線確率が81％などとなっています。
(※ 一応、土日の確率も表示していますが、これは過去にその日が土日でない年があったため表示しています。また、区切っている時間は０時ではなく、オーバーロールする翌朝７時前後が区切り時間となります。)
以上、来週の週足アノマリーの紹介でした！
この表は、80％以上20％の偏りが出ている通貨ペアはそれなりに強いアノマリーが出ていたということになりますので、そのあたりを注目しながら毎週チェックしていきましょう！
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